大学入試の年間スケジュールと入試の種類
大学入試には複数の選抜方法があります。
ここでは主要な選抜方法の違いと、どのようなスケジュールで行われるのかをご紹介します。
選抜方法によって受験期間が異なるため、直前に慌てないように、いつから準備したらよいのか、大まかな入試スケジュールを確認しておきましょう。
年間スケジュール
まずは、大学入試の年間の流れを見ていきましょう。
ひとり暮らしを検討している人は、同時に住まい探しの計画も立てておくと、入学直前に慌てなくて良いのでおすすめです。
■7月〜9月
●オープンキャンパス(6月下旬〜9月)
各大学がオープンキャンパスを実施する時期です。実際の学校の雰囲気や講義の様子などを知る機会になるので、志望大学のオープンキャンパスにぜひ参加してみましょう。
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●共通テスト出願(9月〜10月)
国公立大学志望の方や「共通テスト」利用で私立大学を受験する場合は、出願期間内に手続きをしましょう。
■10月〜12月
総合型選抜や学校推薦選抜が実施される時期です。
一般選抜の出願時期でもあるので、忘れずに出願手続きを行いましょう。
●総合型選抜(10月〜1月)
→合格発表(10月〜12月)
●学校推薦型選抜(11月〜12月)
→合格発表(12月〜1月)
●一般選抜出願(11月)
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■1月〜3月
●共通テスト(1月中旬)
●一般選抜
国公立前期日程(2月下旬)
国公立後期日程(3月中旬)
私立(1月中旬〜3月下旬)
●一般選抜合格発表
私立(2月)
国公立(3月)
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大学入試の選抜方法
ここからは、大学入試の種類について見ていきましょう。
大学入試の主要な選抜方法として「一般選抜」「学校型選抜」「総合型選抜」があります。
選抜方法の違いを理解した上で、志望大学をどの選抜方法で受験するか検討しましょう。
■一般選抜
学力を中心とした選抜方法で、大学ごとに指定された試験の得点で合否が決まります。
国公立大学は一次試験に「共通テスト」、二次試験が前期日程と後期日程で行われます。
私立大学は、大学独自の個別入試の場合と共通テストを利用する場合があります。
●共通テストとは
基礎学力を測るための試験として毎年1月に実施されます。2021年に「センター試験」という名称から変わりました。
国公立大学の一般選抜志望者は受験必須で、私立大学の「共通テスト利用」で受験する場合にも受ける必要があります。
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■学校型選抜
高校からの推薦が必要となる選抜方法です。推薦をもらうには学力が重視されるため、高い評定平均が必要になります。
また「指定校推薦」「公募推薦」の2種類があるので、それぞれの特徴と違いをしっかり理解しておきましょう。
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■ 総合型選抜
大学が求める学生像にマッチする学生を、総合的に評価して選抜する入試方法です。
学力以外の部分となる個人の能力や適性、高校生活で取り組んだこと、大学・学部で何を学びたいかなどの姿勢や意欲も評価されます。
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選抜方式ごとの試験日程
選抜方式ごとの出願・試験・合格発表の時期についてまとめています。
出願時期など手続き関係のスケジュールも把握し、対応忘れがないようにしましょう。
選抜方法 | 試験日程 |
総合型選抜(旧AO入試) | ・出願:9月〜 ・選抜:10月〜11月 ・合格発表:10月〜12月 |
学校推薦型選抜 | ・出願:11月〜 ・選抜:11月〜12月 ・合格発表:12月〜1月 |
一般選抜 | ・出願:11月〜 ・選抜:1月〜3月 ・合格発表:2月〜3月 |
共通テスト | ・出願:9月〜 ・選抜:1月中旬 |
選抜方法によって出願や受験期間が異なります。
志望校が決まったら年間スケジュールをもとに、いつ何を準備したらよいのか計画を立てていきましょう。
一人暮らしを考えている方は、受験スケジュールと一緒に住まい探しの計画も立てるのがおすすめです。
ぜひ、この記事を参考に受験と住まい探しの計画を立ててみてください。
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