学生マンションと、学生会館・学生寮の違いとは?

「学生マンション」「学生会館」「学生寮」、いろいろ聞くけど、そもそもどう違うの?そんな疑問のある方に、この記事ではそれぞれの形態について解説していきます。

こんな方におすすめの記事です。

・学生マンションと学生会館・学生寮の違いがわからない
・初めての一人暮らしに不安がある
・どんな住まい形態が良いのかわからない

学生マンションにも、学生会館・学生寮にも、それぞれの良さがあります。費用のこと、防犯のこと、環境のこと、それぞれをしっかり理解した上で、お子様にとってベストな選択をしてくださいね。

結論として、学生寮と学生マンションの大きな違いは、寮長・寮母さんが常駐していることです。

共立メンテナンスとしては、この「寮長寮母の存在」を重要視しており、保護者からの評価も例年高く頂いております。特に、セキュリティ面と、健康面や精神面での子の見守りという部分では学生寮は安心という声が多数です。

何を大事にするのか。ぜひ判断基準を持って検討してみてはいかがでしょうか。

※共立メンテナンスとしては、学生会館と学生寮は呼び名が違うだけでほぼ同じものと定義しています。
※ここでは学生マンションは管理人常駐ではないケースも多く、一般的なマンションと同じような定義で使っています。


どこが違うの?学生マンションと学生寮

学生マンションと学生寮の違い

学生マンションとは、通常のマンションやアパートと同じ形態ですが、主に学生を入居者としているマンションです。特徴としてはオートロックや防犯カメラなど、セキュリティがしっかりしている物件が多く、家賃や共益費は少し高くなりますが、安心して選べる住まいでしょう。

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学生会館と学生寮は呼び名が違うだけでほぼ同じものです。
個室を持ちながらもバスやトイレ、キッチンなどは共同で使うシェアハウスのようなタイプの物件が多いですが、マンションと同様にお風呂・トイレ・キッチンがお部屋についているタイプの物件も年々増えています。

学生マンションと違い、食事提供があるところが多く、プライベートを確保しながらも、生活のサポートがあり、友人も作りやすいのが特徴です。


違いを徹底解説!学生マンションと学生寮(学生会館)

学生寮と学生マンションの違い

それでは、学生マンションと学生寮の違いについて細かく見ていきましょう。

〈費用〉
家具の準備などの初期費用や食事込みの月額費用を考慮すると、学生寮の方がお得なケースが多いようです。

学生マンションにかかる費用は、一般の賃貸マンションやアパートとほぼ変わりません。家賃に食費、光熱・水道費、通信費などがかかってきます。

学生寮の家賃は、食事代などが含まれている場合が多いので、家賃として比較すると学生マンションの方が安い場合もあるかもしれませんが、トータルで見ると学生寮の方が費用を抑えられるといえそうです。

●学生マンションの例
家賃:65,000円
食費:50,000円
インターネット代金:5,000円
光熱・水道費:10,000円
合計120,000円

●学生寮(学生会館)の例
家賃:80,000円
食費:0円(家賃に含む)
インターネット代金:0円
光熱・水道費:3,000円(電気代のみ)
合計83,000円

学生寮にはベッドや勉強机などが備え付けられているので、初期費用は学生マンションよりもぐっとお得になるでしょう。

〈食事〉
いつでも好きなものを食べられるのが学生マンション。
栄養バランスバッチリの食事付きが学生寮。

学生マンションは通常の賃貸マンションと同じなので、掃除や洗濯、食事などは全て自分で行わなければなりません。いつでも好きなときに好きなものを食べることができますが、栄養バランスなどは自分で考えて管理していく必要があります。

コンビニやファストフードが多くなって食費がかさんでしまうことも…。

学生寮は朝夕の食事が付いているので、自炊する必要はありません。管理栄養士が考えたバランスの良いメニューが朝夕に食べられるのは嬉しいですね。まるで実家にいる感覚で食事を楽しめます。

〈門限・ルール〉
門限がなく自由なのは学生マンション。規則正しい生活リズムを身につけられるのが学生寮。学生マンションには、基本的に門限やルールはありません。
友人と時間を気にせずに出かけたり、夜間のアルバイトなども思いっきりできるでしょう。

反対に、学生寮には門限やルールがあります。しかし、門限は事前に申請しておけば超過もある程度は可能です。
学生会館ドーミーの学生寮は2022年4月からほとんどの学生寮で門限が廃止されたので、学生寮でも門限による息苦しさは感じることはありません。

しっかりルールを守るということで、生活リズムを乱さずに、社会人に大切な協調性や自立心も芽生えるでしょう。

<友人関係>
学生寮は共同生活なので、他大学や他学科などの普段交流のない仲間との出会いがあり、多くの友人ができます。

学生寮は共同生活なので、他大学や他学科などの普段交流のない仲間との出会いがあり、多くの友人ができます。

しかし、学生マンションは入居者同士の交流が学生寮よりも少ない場合が多いので、なかなか大学やアルバイト以外での友人ができない可能性があります。

友人の出入りなどの自由は学生マンションの方がありますが、いろいろな話をしたり、情報交換という意味では学生寮の方が多くの友人に恵まれるといえるかもしれません。

〈環境・セキュリティ〉
セキュリティ面ではどちらも安心。学生マンションは費用と相談になってしまうこともあり。

学生マンションにも、オートロックや防犯カメラなどが設置されており、基本的にセキュリティ面では心配はないところが多いです。しかし、そういったところは家賃も高くなってしまうことも。

また、管理人が常駐ではないところもあるので、人の出入りや訪問者の確認まではできません。学生寮には、もちろん防犯カメラなどは設置してありますが、学生マンションと大きく違うのは寮長・寮母さんが常駐していること。

夜間は施錠され、訪問者も逐一チェックしているので安心です。

〈サポート〉
プライバシー重視なのが学生マンション。

学生寮は地域との連携もあり、病気のときなどもバッチリサポート。
学生マンションは、独立した住まいなので、基本的に他者との交流はあまりありません。一人の時間を満喫できる環境ですが、急病のときなどは知り合いが近くにいないと不安もあります。

学生寮の寮母・館長は、一言で言えば学生生活の中でのお母さん的存在。同年代の友人には言いにくいことでも相談でき、どんなことでもサポートしてくれます。寮の中には先輩もいるので、勉強や就職のことなども相談できる環境があるのは安心ですね。


まとめ:何を重視するかで選びましょう

学生マンションは24時間全ては自由ですが、家事や生活の管理は全て自分で行わなければなりません。

学生寮は、自由度は低くなると思いますがきちんとした生活リズムで毎日を過ごせるでしょう。

どちらの生活にもメリットとデメリットがあります。

どんな生活を送りたいか? どんな人になりたいか?そんな将来のことも見据えながら、理想の学生生活に合わせて考えて見てください。


一人暮らしが初めてなら、学生寮から始めてみては?

これまで料理も洗濯も1人でやってきたお子様なら大丈夫だと思いますが、今回一人暮らしが初めてという方は、学生寮から始めてみるのも良いと思います。

なぜなら、寮長・寮母さんの存在が「親戚にお子様を預ける」というイメージだからです。
マンションタイプもあるドーミーなら、学生同士の交流もあるので、孤立することもありませんし、社会性を身につけることもできます。
お子様の心身の健康までサポートしてくれるところは、多くの親御さんからも喜ばれているポイントです。
ぜひ、気軽にお問い合わせくださいね。

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