就活のプロに聞く!人生を楽しむヒント。第1話

いまや人生100年時代といわれます。
学生時代は、この先長い人生を楽しむための、最後の準備期間です。

進学は、「何のために進学するのか」が重要です。
「友達が進学するから」、「ただ楽しそうだから」など、あいまいな理由で進学し、その気持ちのままで学生生活を過ごしてしまうと、得られる成果はあまり期待できないかもしれません。

この先長い人生を楽しむために、在学中に何を身につけていると有利になるのか?

「今後の将来を担う可能性ある多くの若者(Rooky)がやりがいを持てる仕事(works)を見つけ、やりがいを持って取り組む事ができる社会を実現したい」と語る、就職支援のプロ、ルーキーワークス(株)社長の中川高一氏にお話を伺いました。

【中川高一(なかがわ たかひと)氏 プロフィール】
1981年、東京都生まれ。求人情報サービス企業を経て、2013年、現在のルーキーワークス(株)を設立。アルバイト就業やインターンシップ支援など、学生に特化した就職活動支援事業を展開している。

【目 次 】

第1話
就活は入学時から始まっている!? 就活のプロが分析する「今の学生に足りないこと」とは?

第2話
就活の成功と失敗。その未来にあるものとは?

第3話
就活サポート会社の社長が住んで分かったドーミーの魅力とは?


第1話
就活は入学時から始まっている!? 就活のプロが分析する「今の学生に足りないこと」とは?

―――日々、学生の就職活動(以下、就活)を支援されているなかで、就活で求められる能力については、どのようにお考えですか?

新鮮なお話をと思って色々考えてはみたのですが、やはり世の中で言われていることとほぼ一緒で、一番はコミュニケーション能力ですね。

企業の人事担当者と話をしていると、
今の学生はSNSとかスマホ、インターネットの普及によって、
プレゼンをしたり、話すということに関しては問題ないのですが、

相手の意思を汲み取るとか、
話している内容の根底に何があるのかを推測する力が
今の学生は圧倒的に低くなっているよねという話題が多いです。

あまり良い例ではないかもしれませんが、
煙草吸いたいって言われたら煙草だけ持ってくる。

煙草を吸うのであれば灰皿とライターが必要なので、
気持ちよく吸っていただくのであれば、

「他に何かお持ちしますか?」

という言葉を一つ加えるだけでサービスクオリティがすごく上がる。

今の世の中は、大きく差別化された商品でない限り、
やっぱり人対人という部分が重要になっている。

昔よりコミュニケーション能力が求められていると感じています。

就活では、マニュアル本とかを読んで準備はしている学生が多い。

想定される質問に対して、理想的な回答を知識として詰め込んでいる。

面接の時、自分では良い流れで話せていると思っていても、
接していく中で化けの皮が剥がれることが多い。

根底にあることを推測するコミュニケーション能力は、
日々の日常生活で鍛えているかどうかなので、
就活がはじまる時に慌てて準備しても間に合わない。

そういった意味では、大学に入学した時に就活は始まっています。

―――コミュニケーション力を磨くために、高校と大学の違いをよく理解しておく必要があると思いますが、どんな点が重要ですか?

僕はずっと高校3年まで野球をやっていましたが、高校ではクラスとか授業を一緒に受けるのがほぼ全部一緒じゃないですか。

授業も一緒、やることも一緒なので、価値観が寄りやすい。

でも大学はまったく違いますよね。

自分で授業も友達も選べるし、新しい自分として大学デビューしてもいいし。

大学は、びっくりするような個性や人間性のある人が集まる。

いろいろな選択肢の中で能動的に仲間を作るっていうか、
そういう仲間を見つけに行くっていうのが、すごく重要ですね。

僕自身も小さい頃かなり引っ込み思案で、
どちらかというと前に出るタイプじゃなかったです。

僕自身一度もキャプテンとか自分で手を挙げてなったことないので、
ルーキーワークスという会社を創業するっていうことが、
唯一自分で手を挙げてやるって決めたことなんです。

引っ込み思案を変えるにはどうしたらいいかと自分で考えて、
いろんな社長さんに会いに行きました。

そういう刺激をくれる人達と一緒にいることで、
いろいろなことを学べましたし、何より自分自身が変われたと思います。

環境が人を変えるので。

――― 「環境が人を変える」というのは、自分から行くということ?

そうですね。環境が変わるだけで、変わると思います。

様々な背景や目的をもった人達のところに自ら飛び込んでみる。
それだけで全然、人生が変わるのかなと。

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