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卒業生インタビュー お互いを承認することの、 大切さを学びました。

2019.09.12
卒業生インタビュー お互いを承認することの、 大切さを学びました。
2012年に早稲田大学国際教養学部を卒業して現在は商社に勤めているゆかりさん。入学から留学するまでの一年半、WIDで生活していた頃のお話を中心に、当時の学生生活や現在の仕事について伺いました。

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

小さな商社で、インテリアに使う木や竹などを輸入する仕事をしています。仕事柄、海外出張も多いです。ヨーロッパの展示会に行き、集めた情報を資料にまとめて企画の人に提出したり、国内にいる時は海外の取引先とメールのやり取りをしたり。事務職でもあり営業でもあり、という感じです。

早稲田大学 国際教養学部 2012年卒 ゆかりさん

常識が通用しない世界を楽しむ

元々インテリアに興味は無かったんですが、ずっと英語を学んできたので、それを使って仕事をしたいと思ったんです。小さい会社だからこそ、それぞれに任される部分が大きくて、やりがいがありますね。ビジネス英語は未だに難しく、上司のメールや、やり取りしている海外の方の反応をみて日々勉強しています。あと日本の常識が通じないということも多々あるんですが、学生の頃に寮で留学生とも共同生活をしていたので、文化の違いを受け止める力は今の仕事に活かされていると思います。

“WIDでの経験が生きている。”

もっと広い世界へ

広い世界を見たくて、早稲田大学に入りました。私は和歌山の高校に通っていたんですが、高校一年生の時にカナダにホームステイをしたんです。初めての海外ですごく楽しかったけれど、教科書で覚えた英語だけだと、どうしても相手に言いたいことが伝わらなくて。ホームステイ先のお父さんとお母さんに感謝の気持ちを伝えたかったのに”Thank you”ぐらいしか言えなかったことが、すごく苦しかったんです。だからいつか、もう一度留学に行こうと決心しました。早稲田には留学のシステムがあったし、東京に行った方が色々なチャンスがあると思ったんです。

初めて知った親の覚悟

でも親には早稲田を受験することすら反対されていました。「受けるだけ無駄や」と言われて。高校の先生が家まで来て両親を説得してくれました。いざ東京へ旅立つ日は、父が駅まで送ってくれたんですが、母が車の前でボロボロ泣いたんです。泣きながら、一生懸命手を振って見送ってくれて。その時に自分だけじゃなく、親にもすごい決断をさせていたんだと気付きました。だから余計に自分のやりたいことを実現しないと、と思いましたね。

深い付き合いは、絆を深くする

それまで実家から出たことがなかったから米の炊き方も知らなかったんですが、費用も一人暮らしをするより安かったので寮生活を選びました。入ってみると、すごくユニークな人がいっぱいいてビックリしましたね。実家暮らしや一人暮らしをしていたら出会えなかった人とたくさん知り合えました。学部の人間関係だと友達になる人を選べるけれど、寮で会う人は、気が合う・合わないじゃなくて一緒に生活するから仲良くなろうとするんです。ケンカをしたら周りに協力してもらって、できるだけ早く仲直りしたり。
「絶対にこの人とは仲良くなれない!」と思う人も、深く付き合ってみると意外と友達思いだったり、色んな面が見えてくるんです。みんなで料理をしたり、夜一緒にジョギングしたりと、すごく濃密な付き合いをしたので、未だに寮の絆は深いですね。

認め合えるから、怖くない

印象深いのは、寮のイベントでハロウィンや七夕の企画を任されたことです。高校の頃は勉強ばっかりして根暗だったので、自分が中心になって人と何かをすることなんてなかった。でも「この人は絵が得意だからこれを任せよう」とか「この人はお金の計算が得意だから、こういう役割になってもらおう」と考えるのが楽しくて。お互いを承認し合うことで何かを作り上げて、私もみんなに存在を認めてもらった感じがしたんです。だから今、会社で意見を言ったりすることも怖くありません。お互いを認めて、それぞれの立場や役割を通して意見を言い合う、そういう経験が生きているんだと思います。

※この記事は、2017年8月発行『WASEDA LIFE』の記事を転載したものです。

ライター
WASEDA LIFE 編集部

WASEDA LIFE[早稲田ライフ]
2017年8月発行 初版 発行:株式会社 共立メンテナンス

早稲田大学という多様性に満ちたステージで、充実した学生生活を過ごしていただきたい。それぞれの夢に向かいながら早稲田大学の提携学生寮“WID”で暮らす学生さんたちが語るひとつひとつの言葉が、新たな世界に飛び込もうとする、あなたの後押しになることを願っています。