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【妥協しない受験生活】ドーミーで学んだのは、なぜ勉強するのか、その答えでした。

2019.10.10
【妥協しない受験生活】ドーミーで学んだのは、なぜ勉強するのか、その答えでした。
東京大学理科一類の学生として、キャンパスライフを楽しむ一徳さん。そんな彼は高校時代に東大の見学をして「なんて楽しそうに勉強しているんだ」と驚かされた。そんな一徳さんが勉強の楽しさに気が付いたのは、浪人を決めてドーミーに入って半年近くが経ってからだった。

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いま僕は東大に入って、塾講師のアルバイトをしたり、サークル活動をしたりしていますが、高校進学の時は、あまり深く考えていませんでした。自分の成績で行ける高校がたまたま近くにあったというだけなんです。でも大学選びは違いました。高校主催の東大見学会に参加した時、研究室の学生の姿に驚きました。とても楽しそうに勉強していたんです。僕もこんな風になりたい!と、ここに行こうと決めました。

仲間をつくろうと思った

 ところが現役受験は失敗。いまから思うと、自分を追い込んでばかり。眉間(みけん)に皺(しわ)を寄せて勉強していました。結局、浪人することになりました。東京の予備校に行くことになり、ドーミー(予備校の指定寮)に入ったのですが、最初の頃はドーミーの仲間とは挨拶や軽い会話をするくらいで、あまり打ち解けませんでした。受験に失敗したショックもあったんだと思います。精神的にもつらかったんです。少し気が楽になりかけたのは、予備校の先生に相談し出した頃です。「そうだ、ドーミーでも友だちを作ろう!」と思い立ったのです。突然のこの思いに救われました。ドーミーの仲間と一緒だから、センター試験も緊張しませんでした。二次試験の時には、もう受験が終わった仲間が朝早く起きて「がんばってこいよ」と送り出してくれました。仲間がいることで勉強がしやすくなっていたのですね。マネージャーさんや寮母さんも、いつも気を遣ってくれ、食事の世話もきちんとしてもらっていました。

一徳さん 鹿児島県出身 東京大学理科一類

将来の自分のために

 浪人している1年間は、がむしゃらに勉強し続けるというよりも、「勉強の仕方」を考えていました。なかなか答えは出なかったのですが、最後は「苦手なことを集中して潰していく」というところに行き着きました。そうするとテストの結果も良くなったんです。試験本番の直前は、みんな演習問題ばかりやるのですが、僕は苦手分野の基礎ばかりやっていました。
言ってみれば高校時代の復習なんです。ただ、「これは受験のためだけじゃない。将来の自分のためになるんだ」と考えてやっていました。
 また次第に、支えてくれる人のためにも受かりたいと思うようになりました。一緒に勉強した仲間や世話をしてくれたマネージャーさんや寮母さん、僕を東京に送り出してくれた両親のためにです。現役の頃は、全く何のために勉強しているのかわからなかったのですが、浪人して、ドーミーに入って、こういうことを思えるようになったこと、そういった経験ができたことが、東大に受かったこと以上にうれしいかもしれません。
 それはドーミーという環境で、勉強に向き合って悩んで、そして仲間がいて、助けてくれる人がいたからこそ、経験できたのだと思います。いまも浪人時代のドーミーの仲間とはLINEで連絡を取ったりしています。なんだか戦友のような感覚ですよ。

考え続ける人になりたい

 いま東大の教養課程なのですが、専門課程に進んだら、機械工学を専門に勉強したいと考えています。「全く新しいモノを創る」というよりも、「いまあるものを改良し、その性能を最大限に引き出す」ことを考えていける人間になりたいと思っています。
 浪人時代は無駄ではありませんでした。学力も現役生よりも上だという実感もありますし、なによりも、「なんのために」と考えることができるようになったことが大きいと思います。ちなみにいま、大学の寮で自炊生活をしていますが、浪人時代よりも少しやせてしまいました。ドーミーの食事が規則正しく、おいしかった証拠ですかね(笑)。

ドーミーの暮らしを振り返りながら、東大のキャンパスを散歩する一徳さん。

※この記事は、2015年12月発行『BASE』vol.2の記事を転載したものです。

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ライター
『BASE』編集部

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