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実家を離れることに迷いはなかった。- 京都で学び、暮らす –

2019.10.29
実家を離れることに迷いはなかった。- 京都で学び、暮らす –
生まれて初めて故郷を離れ、 京都で学生生活をスタートした詩織さん。 理学療法士という夢をかなえるため、新しいステップを 踏み出そうとしている彼女を訪ねてきました。

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

|きっかけは実家近くに

実家のそばに介護施設が多かったこともあって、理学療法士に興味があったのです。それも高齢者を対象とするだけではなくて、スポーツ選手のための理学療法にも興味がありました。そこで、きちんと大学で学ぼうと思ったんですが、きちんと理学療法を学べる大学が意外と少なかったんです。どうせ学ぶなら、最先端の研究をしている場所がいい、なるべくレベルが高いところがいいとも思っていました。

|ここで、学びたいけれど・・・

詩織さん (千葉県出身)京都大学 医学部

そして自然と、大阪や京都、名古屋の大学も視野に入れました。実家から通えるかどうかはどうでもよくなっていました。なかでも京都大学を選んだのは、オープンキャンパスのおかげです。充実した施設や、いろんな研究をしている現場を見せていただき「、ここで学びたい」と決心しました。とはいえ、そこからが大変でした。数学が苦手なんです。それなのに、高校では理系クラスにいて、数学の勉強が本当に苦痛でした。なぜそれで理系クラスにいたのかというと、数学以上に社会が、さらに苦手だったんです。

|好きな科目をご褒美にする

でも、もう開き直ってしまうことにしました。自分の弱点は、きっちり直していくことに集中したのです。苦手科目の数学は、最初から高いレベルの問題を解かないようにしました。わからない、わからないが続くと、もっと嫌になってしまいますからね。それで
も苦手科目ですので、「これが終わったら、次は大好きな生物だ」と、好きな科目の生物を、ご褒美のようにして勉強していました。

毎朝、授業と部活の道具を背 負って、鴨川沿いを自転車で大 学に通っている。

|真新しい建物がまぶしかった

なんとか京都大学に合格しました。そして実家を出ることになりました。最初はフツーにひとり暮らしをするつもりでした。なんとなく住むところを探そうとしていたら、母が「こんなところがあるわよ」って、ドーミーのパンフレットを持ってきたんです。できたばかりの建物で、きれいだなと思い、母に連れられて見学に行きました。本当にきれいで、私以上に母が盛り上がっていましたね。私も「こんなところに住めたらいいな」と、このドーミーに決めたんです。

|他大学の友だちができる

実際、京都に来ると、友だちが一人もいない。でもドーミーは、自然と友だちができるところがよかったですね。大学だと同じ学部や部活の友だちはできますが、ドーミーでできる友だちはそもそも大学が違うことも多いので楽しいです。毎月、みんなで誕生会をしたりしています。厳しいのかなと思っていたマネージャーさんは、実際には優しくて、いろんなことを教えてくれるので助かっています。ここで一番いいのは、やはり食事がきちんと出ることです。大学の勉強もありますし、いま、部活動でフィールドホッケーを、理学療法のサークルをやったりしているので、時間があっという間に過ぎてしまいます。ちゃんとおいしい食事があることが、いまとてもありがたいです。

|どんな理学療法士になるか、じっくり考えていきたい

いまは、とにかく勉強と部活に集中したいです。学部の先輩たちの話を聞いていると、自分が思っていた理学療法の世界は狭く、トップアスリートのリハビリなど海外にも活躍の道があるとわかってきました。自分がどんな理学療法士になりたいのか、これからもっともっと、じっくりと考えていきたいです。

Short Interview
ひとつだけでもいい。ここで何かを学んでほしい。
マネージャー 吉本さん

このドーミーはできたてです。そのため、「まるで実家に居るように、入居者さんたちがくつろげる場所」を目指して、毎日試行錯誤しています。一方、入居者さんたちは、誕生会を開いたり、一緒に遊びに行ったりと、よい空気を作ってくれています。来年には、いまの入居者さんたちが先輩となり、これから入ってくる後輩たちに、自然とこの空気が受け継がれていくんだろうなと想像すると楽しいです。

ここ京都は、観光の街でありながら、学生の街でもあります。学生の中には、京都に憧れて来る人も多いのです。しかも、このドーミーには、大学1年生しかいないので、みんな“初めてのひとり暮らし”です。ものを知らなくて驚かされることもしばしばです。でも、考えてみたら、ついこの間まで高校生です。わからなくても、しょうがない。ここで、一つ一つ覚えていくのです。

学生生活は、長い人生の中で、ほんの一瞬の出来事です。卒業後の人生のほうが圧倒的に長い。ここでの生活は、そこに至るまでの、一種の予行演習というか、大人になっていくための一里塚のような存在だと思っています。できれば、何年後かここで学んだことが1つでも役に立つなら、うれしいですね。

※この記事は、2015年12月発行『BASE』vol.2の記事を転載したものです。

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ライター
『BASE』編集部

"HAVE A BASE"をテーマに、学生寮・学生会館を運営する共立メンテナンスの特任チームが編集・発行する不定期フリーマガジンです。大学や専門学校への進学、留学、就職や起業など、これまでに経験したことのない世界に飛び込もうとする方に役立つヒントを詰め込んでいます。